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アイコン編集ウィンドウ

ウィンドウの外観

左上から下に、 とならんでいます。

左側にはアイコンが拡大表示され、実際のアイコン編集はここで行います。

描画色と背景色

アイコンを編集する際には、「描画色」と「背景色」が重要な意味を持ちます。「描画色」は、その名の通り、線を描画したりするときに使用される色です。逆に「背景色」は、消しゴムツールを使ったり、選択領域をカットした後の領域に使用されます。 この2色の色は、アイコン編集ウィンドウの左上に重なるように表示され、上になっている色が「描画色」で、下になっている色が「背景色」となります。 描画色・背景色を入れ換えるには、すぐそばにあるボタンをクリックするか、tab キーを押します。

カラーパレット

描画色・背景色が表示されている矩形をクリックすると、カラーパレットが表示されます。このパレット内から新たに色を選択することにより、描画色・背景色を変更することができます。

パレット上部には、BeOS で定義されている 255(+1)種類の色が並んでいます。一番右下の黒丸が入っている色は、他の色と性格が違い「透明色」と呼ばれ、マスキング処理をするために存在します。点線で縁取りされている色は、現在の選択色です。

カラーパレットの選択カーソルは、キーボードによっても移動できます。

←/→/↑/↓ カーソル移動
shift + ↑ or → R 成分が次に大きい色を選択 (G,B 成分は同一な色の中で)
shift + ↓ or ← R 成分が次に小さい色を選択 (G,B 成分は同一な色の中で)
ctrl + ↑ or →/↓ or ← 同様にして G 成分を増減する
option + ↑ or →/↓ or ← 同様にして B 成分を増減する

編集ツールの詳細

選択領域の移動

矩形選択ツールを選択しているときに、選択領域内にマウスを移動させるとカーソルが「手のひら」になり、領域をドラッグして移動することができることを示します。

領域を移動させると、その下の領域は背景色で塗りつぶされます。
選択領域内のピクセルをそのままにして領域を移動するためには、ドラッグ動作開始前に option キーを押します。

カラーパレットの特殊な使い方

領域が選択されているときに「shift キーを押しならが描画色のカラーパレットをクリック」してパレットを表示させると、選択されているピクセルの全てが、カラーパレットで選んだ色に一括変更されます。

パレットで選んでいる色にあわせて、アイコン編集領域に反映されますので、適当な色で図形を描画しておき、アイコン全体の配色を考えながら描画した図形の色を正式に決定することができます。

また、次の手順のようにアイコン内の同じ色のピクセルを違う色へと一括変換することができます。

手順の例

  1. 変更したい色のピクセルを1つだけ選択する
  2. Select All で、アイコン全体から指定した色のピクセルをすべて選択
  3. shift キーを押しながら、描画パレットをクリックしてピクセルの色を一括して変更する
注意: 背景色のカラーパレットは shift キーを押しながらクリックしても、特別な動作はしません。

1.変更したい色の選択

2.Select All

3.特定色ピクセル抽出

4.一括変換

特殊な選択

アイコンサイズの変更

Icon メニューの Set Size... 選択するとアイコンサイズを変更するためのウィンドウが表示されますので、設定したい大きさを入力し OK ボタンを押してください。大きさの上限は 32 ピクセル、下限は 8 ピクセルです。

OK ボタン以外の方法(クローズボタンや command+W)でウィンドウを閉じた場合には、サイズの変更は行われません。

なお、アイコンサイズの変更ができるのはアイコン一覧ウィンドウで、"Icons" のグループに属しているもののみです。Tracker のために存在する "Type Icons" のサイズ変更はできません。

スクリーンからのコピー

BeOS の画面からアイコンを切り出します。コピーしたい場所までマウスでカーソルを移動させて、esc, space, return, enter キーのいずれかを押してコピー領域を確定してください。

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